チャート分析ってどうやるの? かわからなかったんですけど、こういう風に見ていけばいいのかな?と思うことが最近あったので記します。
あくまでチャート分析のネタなので、銘柄名は伏せます。チャート見てわかる人もいるでしょうけど、私はこの銘柄を推奨しているわけではないです。たまたま懐具合に釣り合ったのと、上がりそうだと思いはしましたけど、衝動買いに近い面があるので、むしろついてきては欲しくないんです。責任取れない。多分もっと安定的でいい銘柄あるんじゃないかなと思います。
あと、つけている日付は画像の作成日をもとにしているので間違ってるかもしれません。画像の元はマネックス証券のチャート画面です。
ランキングをチェックしていて見つけたいくつかの銘柄の中から、この銘柄を選びました。買った理由は移動平均線のパーフェクトオーダー。
ただ、買った時点の移動平均線のチャートは画像で残してません。
その日の天井近くの値段で買ってしまい、その根拠を探っていたら一目均衡表の雲の中だったということに気づきました。
その時の画像がこれ。8/26です。
一番右端のローソク足、しかも上の方で買っています。
買ってしまってから「雲にはじき返されるかも……」と思ったら案の定翌日反動の下げでふるい落とされてしまいました。
8/27のチャート
雲の少し下に突き抜けるように下がり、そこから持ち直して雲の中に収まるようにローソク足ができています。この時点でこの銘柄は一旦撤退。チャートの形だけで買って、なぜ上がったのかの具体的な材料(決算が良かったとか、新事業を出したとか)が分からなかったので、持ち続けられませんでした。
で、翌日も観察。8/28です。この日は首相の辞任の発表があったんですよね。
さらに下がり、一目均衡表の雲の下限ぴったり位でその日が終わっていることが分かります。
で、ここで私が予想したのが下記の予想です。
私の予想は水色の矢印のほう、すなわち、一目均衡表の底に沿って少し横ばいを続けた後、下がる、というものでした。ピンクの矢印のように均衡表の雲のてっぺんが少し薄くなったところから雲を抜けて上がるということも予想したのですが……。
なんにせよ自信がなく、首相退任にかかわる下げを警戒し、再インができないまま観察を怠ってしまいました。その後の結果が、これ。
9/11のチャートです。
雲の底ではなく雲の中で横ばいした後、一旦底を試し、その後は一目均衡表の雲のてっぺん目指して上がり、天井付近でまた少し横ばいしてから、天井を抜け、抜けた翌日は一気に抜けています。ずっと持っていればよかったのだと悔しいやらなにやら……。
まあ、横ばいになるという予想は半分は当たったわけですが、なぜ上がったのか。
ここで、元々のインの動機だった移動平均線+出来高のチャートも見てみます。
最初にはねたあたりで移動平均線のパーフェクトオーダーがずっと続いていることが分かります。一度下がってから上昇に転じた日は、ローソク足の底が中期線に近づいてそこから反発していることもわかります。
無論首相辞任発表の下げからの日経全体の持ち直しとか、地合いがそこまで悪くならなかったとかの外部要因も無視できませんが。
出来高との関係は……えー、まだ見えてきていません。下げた時には出来高がそれほどでもなく、売り圧力が高まらなかったのかな……というくらい。
今回痛感したことは移動平均線だけでなく一目均衡表もきちんと見ないと目先の上げ下げは分からないということ。いきなり均衡表を抜くということはなく(いや、あるのかもしれませんが)じわじわと反発と押し戻しを繰り返して徐々に抜けるということもあること。
結果論から言えば、今回のチャートで再インするならば、最初に買った日から5営業日(再度雲の底についてそれ以上下げなかった日)か6営業日目(その翌日の小さな十字線? コマ?がローソク足で出ている日)せめて7営業日目(再度の上昇を始めた日。短期線上にものっている)だったでしょう。
もしくは最初の買い値近くになって一目均衡表の雲からローソク足が顔を出したあたりで思い切って買っておけば……。
いずれにせよ結果論ですし、まだまだ見えてないことは多いんだと思います。
今回のチャートも、最初移動平均線が根拠で買ったにもかかわらず、チャートは残してないなど不備があり、分析としては不完全というかひどいものなんだとは思います。
いずれにせよ、移動平均線ばかり見ず、一目均衡表の雲も両方見ることは大事ということで。では。(2020年9月13日一部訂正済み)
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