今日は、第124代天皇、昭和天皇の誕生日です。1901年(明治34年)のお生まれなので、今ご存命なら121歳ということになります。(ちなみに先ごろ亡くなられた世界最高齢の女性は二歳年下の119歳でした。)
今の天皇陛下のご祖父にあたられる方です。
先ごろウクライナ政府を名乗るTwitterのアカウントhttps://twitter.com/Ukraine( Ukraine government organization)。先日書いたウクライナの動画のアップ元とは別のところ)が、ヒトラー、ムソリーニと並べてこの方のお写真を動画に出し、日本政府の抗議等を受けて動画を作り直すということがありました。
いわゆる昭和天皇の戦争責任問題に関しては、日本国内でも左右に分かれて結構激しくあったのを覚えています。歴史学、法律学いずれの知識も浅い私ごときに語れる問題ではないので、できればあまり語りたくないネタです。
が、とりあえず、イタリアのムッソリーニの上にいた、国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世と同様の立場で、直接の戦争指導者として出すには不適であった、と述べておきます。
また昭和天皇は、同時代の、枢軸、連合両陣営の主要国の指導者や、君主国であった場合はその君主に比べて年下だったことも付け加えておきます。若かったから即責任がないという理屈にはなりませんが、君主はともかく指導者にはある程度の経験が必要だと思うので。1941年の開戦時40ちょうどというのは、やや政治家としても若すぎるかなと思います。
枢軸国側
連合国側
- チャーチル(イギリス首相)1874年生まれ
- ジョージ6世(イギリス国王)1895年生まれ
- フランクリン・ルーズベルト(アメリカ大統領)1882年生まれ
- トルーマン(アメリカ大統領、ルーズベルトの後任)1884年生まれ
- ドゴール(フランス臨時政府首相、戦後に大統領)1890年生まれ
- スターリン、(ソビエト連邦書記長)1878年生まれ
- 毛沢東(中国共産党主席)1893年生まれ
- 蒋介石(中国国民政府主席)1887年生まれ
(第二次大戦当時の役職で肩書を書いたつもりですが、細かいとこは間違ってるかもしれません)
一番近いのがイギリス国王のジョージ6世で6歳上ですね。おおむね10歳前後~25歳くらい離れている印象です。
まあ、年齢のこと言ったらマクロン氏だって初当選の時は、40歳で大統領になったんだと言われればそれまでですけどね。
あと、日本の戦争指導に関してはこんな意見もあるようです。
誰が最高指導者なのかわからない……と。
まあこの問題も時々は目にするんですけど、私は日本が責任の所在を曖昧にしがちな点はあるにせよ、戦争って一人二人の指導者がやってやると決めたから起きるものでもないと思っています。今のウクライナ侵攻だってプーチンに賛成する国民がいるからやっているんであって。(そう思うのは逆に私が日本人だからなんでしょうか。)
一方で、この動画に対し日本政府から抗議がいったのは色々とまずかったような気もします。後が色々怖い気がする……。(何がどうとはいいませんが。)
ちなみに件の動画を出したアカウント関しては、ウクライナ大使館がウクライナ政府公式ではないとコメントを出しています。
上記の記事によれば確かにアカウントに不審な内容がある(元は非公式アカウント、内容が政府公認にしては剣呑だったり、まとまりがなかったり)とのことです。
ネットの世界はなりすましが可能なので、すぐに怒って抗議するというのは危険かもしれませんね。
昭和時代の思い出も書きたかったのに、結局この件でかなりな文字数を食ってしまいました。では。
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