……と、5月3日にタイトルを決めて、他のことに手を煩わせているうちにひと月以上たってしまいました。
そしてこの嫌な予感を裏付けるような記事が出てしまいました。
↑のヤフーの記事が期限が来て消えてしまったらこちら↓を見て下さい。(ヤフーに入っていたコメントは見られなくなりますが……)
ウクライナ大統領は侵攻警告に「聞く耳持たず」 バイデン氏 写真2枚 国際ニュース:AFPBB News
個人的には「ひどい」のひとことしかありません。
コメント欄には専門家のコメントも入ってますが、三人中二人の方が「ウクライナへの責任転嫁にみえる」というようなコメントをしています。
コロナに引き続いてのインフレで、アメリカ国民が内向きになりつつある証左では……とのこと。中間選挙も控えていますし……。
まあ、ウクライナへのレンドリース法にも大統領の署名がされていますから、今更完全に手を引く、ということはないと思いますが……というか思いたいです。
でも、ちょっと考えてみたんですが、これでウクライナから手を引いてしまったとしても、アメリカは痛くもかゆくもないのかもしれませんね。
同盟国・友好国からの信頼は直角で下がることになるでしょうが、白い目で見る国が増えたところで、アメリカが世界一の軍事大国で、資源もまだ豊富にあることは変わりないわけで。
例えば仮に、日本からの信頼を失ったとしても、日本は自衛するためにはアメリカの武器を輸入しなければならないでしょうから、却って儲かるのかも……。
まあそれは言い過ぎ、疑いすぎにしても、ウクライナに与する側が、いわゆる欧米先進諸国と言われる国にばかり目を向けているように見えるのは私としては不安に思えます。
開戦直後のアメリカ国会へのゼレンスキー氏のネット演説で、「真珠湾攻撃と9.11」を出したことが日本国内で問題になりましたが、私自身は「9.11」を出したことの方が危ないのではないかと思いました。
こういうことを言うと角が立ちそうですが、真珠湾は一応「戦争中」だったのに対し、「9.11」は、「テロ」であって厳密には戦争ではないんですよね……。しかもその「テロ」に至った背景に何があったかを考えれば、中東各国からの視線は微妙になるのではないかと思う訳です。
アメリカは近年では他国から攻撃されたことがない国なので、「真珠湾」と「9.11」を攻撃される恐怖の例として引き合いに出すしかないのも分かるし、ウクライナは攻撃されている真っ最中なので、そこまで考えろというのは無理筋かもしれません。
ただ、ウクライナではなく、ウクライナを支援しているアメリカをはじめとする各国には、この戦争、「西側」以外の国をいかに味方につけるか、味方につけないまでも、「敵に回さない」ことが大事だと考えるべきだと、私は思います。
では。
ここまでお読みいただきありがとうございました。よろしければクリックお願いいたします。