腹立たしいことに、PCの更新がかかっていて、それがなかなか進まないので、時事記事をひとつ(チャート解析は、スマホからできないこともないんですが、メチャクチャ目が疲れるんです)。
前置きはこんなところにして、本題です。「Make America Great Again(アメリカを再び偉大にしよう)」を掲げたトランプ大統領が返り咲きましたが、そもそもアメリカ人にとって、自国が偉大だった頃って、具体的にはいつ頃を指すんでしょう。
私は、トランプ大統領の幼少年期くらいの1950年代から、ベトナム戦争へのアメリカの介入前(1961年頃)くらいを想像してました。
しかし、アメリカ人にとってアメリカの黄金時代というのはもっと前だ、という記事を見つけました。
第一次大戦の後の1920年代あたりかな、と思ったら、もっと前で、なんと1900年代だそうです。120年も前のこととなります。
ソースはこちら↓。
それはまあ、フランスを中心にヨーロッパでも、「ベル・エポック(よき時代)」と呼ばれる時期と重なってはいます。
日本でも、1904年の日露戦争にかろうじて勝って、一等国の仲間入り? をした時期ではありますが。*1
それにしたって、いくらなんでも、昔すぎやしませんか、という気がします。
ただこれには根拠があって、前述のJBpressの記事によれば、1900年代当時のアメリカの税制は、所得税は無かったんだそうです*2。これはびっくりですね。関税はあって、それで国庫を支えていたんだそうです。
関税をすべての貿易相手国に対して10~20%、中国に対しては60%に引き上げれば、関税収入は大幅に増加し、所得税減税のための財源が確保できることになる。
なぜ、米国人は「MAGA」に熱狂するのか…“偉大な”1900年頃を想起させる危ない思想
2024.11.22(金)
いまWikiってみたら、単純平均譲許税率というのは、EUや日本、アメリカ、カナダ、香港、シンガポールでは、おおむね0.0%から5%くらいだそうです。(参考:関税 - Wikipedia)
中国に対しての60%という関税は、高すぎなのは一目でわかりましたが、10%でも高いということになります。
輸入したら関税分が価格に上乗せされますから、インフレがひどくなりそうな気がしますが、それをきっかけに国内生産を活発にしていこうということなんでしょうか。
それだけならまだしも、
トランプ次期政権も自国の経済的利益などに合致しない限り、第2次世界大戦後に自国が主導してつくりあげた国連、GATT(現・WTO)、国際通貨基金(IMF)といった世界システムを遵守しないだろう。米国がこのような行動に出れば、第2次世界大戦後の世界システムが大きく揺らぎ、終焉を迎える可能性すら十分にある。
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2024.11.22(金)
とのことです。特に日本にとって怖いのが国防に絡むことですね。
と同時に、1920年代をアメリカの黄金期としないのは、第一次世界大戦に巻き込まれて、若人の血が流された後の時代だからだという推察もなりたつかも*3。第二次世界大戦後も同様となりますね。
他にも、人種、女性差別が悪化するのではないかという意見もあります。
まあ、この記事も一つの意見として見ておいた方がいいかもしれません。
実際のトランプ支持者にとっての「MAGA」は、人それぞれのようです。
↑の記事はトランプ氏当選の前、10月28日のもので、支持者ひとりひとりに、「あなたにとっての「MAGA」とは? と聞いた結果です。
ざっくり分けて、「古き良きアメリカ」への回帰を言う人が半分、生活の改善を言う人が半分、という印象でした。
これはあくまで私の印象論なので、ご自分でご覧にもなってみて下さい。
では。
追伸:後半からPCで書けるようになりました。
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