この記事中の見解は、あくまで個人の感想であって、取引を推奨するものではありません。投資は自己判断でお願いします。
当サイトのチャートはTrading Viewのチャートを使っています。
↑の注意書は、最近、下値めどはこれくらい、みたいなことを書いてて、ちょっと怖さを感じたので、保身のためといいますか……。私のチャート読みに、絶対はないですからね。だいたい私、財産を数分の一に減らした投資家ならぬ凍死家ですから、あくまでひとつの仮説としてご覧になってください。
さて、トランプ関税砲が本格的に炸裂しましたね。今までも、カナダやメキシコ、中国に対する関税発言はありましたが、今回は全世界的に関税をかける宣言? が発表されました。
その影響で日経225は1600円くらい下がりましたが、引けはマイナス3桁に辛うじてとどまりました。チャートを見ていきましょう。
日経225のチャート解読

ローソク足の実体の下限の根拠を探していくと、月足にあるようです。

これで一目均衡表の基準線(濃い赤の直線的な線)よりやや上まで、ローソク足の実体の下限が戻っています。逆に、ここを下抜けると、月足基準では、移動平均の長期線(水色の線)まで下落がありうるという考えもできますが、そうすると30000円を割り込むということになり、いくらなんでも、少なくとも一両日くらいの間は、それはないだろうと思います。
去年の7、8月の暴落の時も、中期線(ピンクの線)を下回って、さらに落ちるか、と思わせて戻りましたので、もし、転換線を割ったとしても、その頃の下ヒゲの下限辺りがめどになるのではと思っています。
ダウ平均のチャート解読

ダウ平均も思い切り窓を空けて下がってますが、週足ではどうなのでしょう。

週足では、一目均衡表の雲の辺りでローソク足の下ヒゲが止まっています。ここら辺が下値のめどになっているのではないかと思います。雲のなかには、移動平均の長期線があり、これが、40207?くらいなので、下がっても、取りあえずそこくらいまでではないかとも考えられます。
余談ですが、日経225の週足では、もう移動平均の雲を下抜けてしまって、底なしなんですよね……。

最後にダウ平均の月足を見てみましょう。

先日、必死に踏ん張っていると書いた、一目均衡表の転換線を、ついに下抜けてしまいました。
均衡表の下にあるのは、移動平均の中期線ですから、3,8792ドルの辺りまで下がるかもという発想はできますが、そこまではいかず、日経同様、去年の7、8月のローソク足の下限が下値めどになるかもしれません。
なんにせよ、あくまで予想です。これからの政局の動き次第では、もっと以外な動きをするかも知れず、ひとつの考えとして、参考にしていただけたらと思います。
関税の影響への危惧
以前書いたかもしれませんが、単に日本からアメリカに輸出、というだけでなく、主に隣国のメキシコやカナダと、製品を往復させながら作っているメーカーさんがいるらしく、そういう企業の苦労が案ぜられます。
第一段階をアメリカで作って、第二段階はメキシコやカナダに送って、仕上げはまたアメリカ……というような例ですね。もっとこれより複雑なのかもしれませんが、関税で飛ぶお金だけでなく、手続きの煩雑さが増えたりするのかなと思います。
トランプ大統領の意図としては、全工程アメリカに移せ、ということなのでしょうが、いま外国にある工場をプレハブみたいにばらして持ってこれるならともかく、工場を建てるのはやりたくても難しいのではと思うのです。インフレで建築資材も高いでしょうし。
本当にどうなるのでしょう。
では。
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