ロシアと中国の企業間で、物々交換での貿易決済が増加しているそうです。
ウクライナ戦争に伴う制裁を回避しようという目的から、「そうせざるを得ない」ようですが、「そう出来る」ということでもあります。
上の記事では、どれくらいの規模で行われているかはわからなかったとされていますが、
産業団体の関係者はロイターに対し「物々交換の増加は、ドル離れ、制裁圧力、流動性問題の表れ」と指摘。物々交換の規模はさらに増えるだろうと述べた。
ロシアで物々交換拡大、中国車を小麦で決済 西側の制裁受け | ロイター
2025年9月16日午前 11:23 GMT+92025年9月16日更新
https://jp.reuters.com/markets/commodities/UMF4EDTIWZMFJAONBNZ6PL7B4I-2025-09-16/
とのことです。
思い返してみれば、開戦当時、スイフト・システムから締め出されれば、ロシアはすぐに音を上げる、という見方があっさり裏切られた記憶があります。
参照↓(文中では、知ったかして「スウィフト・システム」と表記(赤面))
スイフト・システムとは↓。
ロシア側は困ってはいるようですが、なければないでなんとかしてるようです。
文化人類学の世界では、貨幣というものは早くから出現していて、物々交換→貨幣経済という進化論みたいなものは否定する意見が出てきているようではありますが。それでも、旧共産圏内では、「バーター貿易」という形で物々交換取引があったことは事実です。↓
システムを抑えていれば、経済的優位に立てるという、西側の論理は確かにそうなんですが、いったん流通が何らかの形で難しくなると、大混乱に陥るのは、ウクライナ戦争以前、コロナの時からありましたしね。(マスクパニックとか。)
では。
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