湾岸諸国の定義は下記参照
以下、面積、人口については外務省のデータを、体制その他事情に関してはWikipediaを参考に書いた各国事情です。面積、人口に関しては、各国ごとの数値は、外務省サイトの数値を、私が適当に四捨五入したものもあります。日本と比べたら……というのもだいたい外務省を参考にしました。
位置関係は、ペルシャ湾に面している部分基準で、反時計回りにイラン、イラク、クウェート、サウジアラビア、バーレーン、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)、オマーンという感じ。
参考↓
各国の地理と人口、政治体制のまとめ
ペルシャ湾の東岸に位置する。
面積 約165万㎢(日本の約4.4倍)
人口 約9240万人
イスラム共和制。
今、アメリカ・イスラエルに対し戦争をしている国。
旧国名はペルシャ(ペルシア)。紀元前3000年前ごろからの歴史がある。
トランプ大統領が、「イランを石器時代に戻す」と発言したときに、「イランを退行させていくとその途中で大帝国に戻るが、いいのか?」という冗談を飛ばす人がいたくらい、繁栄を極めた時期がある。
核を持つ持たないが、イスラエルやアメリカとの戦争の原因になっているが、そのほかの科学技術分野でも高い技術を持つ。
ペルシャ湾の西側、一番奥まった辺りにある。
面積 約43.83万㎢(日本の1.2倍)
人口 約4600万人
体制 共和制
紀元前6000年頃からの古い歴史を持つ。メソポタミア文明で有名。
35年前に、湾岸戦争でクウェートに攻め込む。その当時の独裁者が、2002年のイラク戦争で捕縛、処刑された後は色々ややこしくてまとめられませんでした。
イラクの南隣、ペルシャ湾の西奥にある。
面積 約1万7800㎢(四国とほぼ同じ)
人口 約509万人(うちクウェート人156万人)
形としては立憲君主制。ただしサバーハ王家の力がとても強い。
元は真珠や漁業、交易が主な産業だったが、1920年代、真珠が日本の真珠養殖技術で値下がりしたため、石油産業に活路を見出した。
王家の力が強いとはいえ、女性参政権もあり、女性議員も4名誕生している。
約35年前の湾岸戦争でイラクに攻め込まれた。
イラン戦争ではイランからの攻撃を受け、迎撃している。(参考:クウェート - Wikipedia)
ペルシャ湾の西岸のほとんどを国土としている。またアラビア半島の大半を国土をしている。
面積 約215万㎢(日本の5.7倍)
人口 約3500万人
体制 君主制。重要ポストは王族が占め、テクノクラートが実務を運営する。
アメリカ軍の基地を置いているが、中国とも軍事的に提携関係にある。(参考:サウジアラビア - Wikipedia)
サウジアラビアの国土からペルシャ湾に向かって突き出た半島内にある。
面積 約1万1400㎢(秋田県よりやや狭いくらい)
人口 約300万人(外国人居住者を含む)
体制 首長制
親米である一方、ハマスやタリバンともつながりを持つ。放送局アルジャジーラも有名。(参考:カタール - Wikipedia)
ペルシャ湾上の島が国土。カタールの西に位置する。
面積 約786㎢(宮城県仙台市と同じくらい)
人口 158.9万人(うちバーレーン人は74万人(46.6%)
体制 立憲君主制
2020年に、アラブ首長国連邦につづきイスラエルと国交を持つ。南部の約25パーセントが米軍基地になっている。(参考:バーレーン - Wikipedia)
UAEは略称。カタールの南東?に位置する半島と、アラビア半島内部の一部が国土。
面積 8万3600㎢(北海道と同じくらい。日本の約4分の一)
人口 約1000万人
政体 7首長国による連邦体制。
最近話題のドバイは7首長国のうちの一つ。
2020年にイスラエルと国交を正常化した。
イラン戦争では、国内の米軍基地に向けてイランの攻撃を受け、民間施設にも被害が出たため、イランとの関係は最悪なものになり、親イスラエル傾向が強まっている。(参考:アラブ首長国連邦 - Wikipedia)
また、2026年5月、OPEC(石油輸出国機構)を脱退している。(参考:石油輸出国機構 - Wikipedia)
アラブ首長国連邦の南東にある。前述の半島を一部アラブ首長国連邦と分けている。(そのあたりにホルムズ海峡がある。)アラビア半島の南端をイエメンと分け合う形で領土が存在する。
面積 30万9500㎢メートル(日本の約85%)
人口 約536万人
絶対君主制。イスラム教の中でも、スンニ派ともシーア派とも違うイバード派という宗派が多い。(参考:イバード派 - Wikipedia)
前からアメリカに対するイランの仲介役をしていた。にもかかわらず、2026年3月にはアメリカに対するイランの報復攻撃を受けた。
仲介の努力は続けている模様。(参考:オマーン - Wikipedia)
こうしてみると、国土も人口も、イランが他のアラブ系湾岸諸国に対して大きいことがわかります。(人口=その国の国籍者数ではない国も多いですし。)
イラク以外は、もともと砂漠が多いので仕方ないですね。
民族としてのペルシャ人とアラブ人の違いについて
イランにいるペルシャ人*1と、湾岸諸国の主な民族を構成するアラブ人の違いについて。↓
まず重要なのはイランを中心にしたあたりに昔から住んでいるか、アラビア半島の辺りに昔から住んでいるか。
次に言葉「ペルシャ語」を話すか「アラビア語」を話すか。
かつペルシャ人はアーリア系の人種?の人を指す一方、アラブ人には人種的な統一性はないのだそう。(コーカソイド的な特徴が強い人もいればネグロイド的な特徴のある人もいる。)アラブ人の定義は文化的なものによるそうです。
アラブの民族衣装について(男性のものメイン)
アラビアの人というと、頭に布をかぶってゆったりした服を着ている……と、全部一緒に見えてしまいますが、実は国によって細かい違いがあるのだそうです。↓
ここらへん混同するのは、日本の和服と、韓国のチョゴリ、中国で復活しつつある漢服*2、ブータンの民族衣装をごっちゃにするくらい失礼なものかもしれません。
でも、ルーツが2つの国にまたがる場合、両方の特徴を取り入れる場合もあるとか。ここらへん、島国の人間にはピンと来ない感覚かも。
イランの民族衣装に関しては、いいまとめサイトがなかったので略します。(多民族国家なので、色々種類もあるみたい。)
では。
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