その1はこちらから↓
この記事で、日本全国津々浦々の神社で、これをやっているような書き方をしてしまいましたが、地方と神道としての流派(?)によってはやらない神社さんもあるそうです(下記は金沢の辺りの神社さんの記事です)。
また、Wikipediaでの大祓の項では、応仁の乱以降宮中では廃れ、民間でも一度廃れているというような話もあります。
それと、6月30日にご祈祷と書いてしまいましたが、新暦の7月31日を中心に行うところもあるようです。
前置きが長くなりました。前の記事では形代の提出だけして帰ってきたので、6月30日のご祈祷を過ぎても、茅の輪くぐりできるかな、と思っていったらあったので、くぐってきました。
私の行った神社さんの茅の輪は丸一つのシンプルなもので、近づくと雨の後もあって、草のいい匂いがしました。輪をくぐる時に唱える和歌とかも特にはないようで、輪をくぐってそれぞれ一礼してから左右左とまわって、最後に直進して本殿に参拝、という形でした。
形代の提出だけで今回は終わっちゃうかな……と思ってたので、間に合ってよかったです。
夏越の祓いにかかる費用(?)
茅の輪くぐりにかかるお金は、賽銭箱にお供えする金額だけですが、昨今小銭の両替手数料が上がっているそうですので、一桁は避けた方がよろしいかと。
昔は、金融機関の職員が出向いて、というかお参りした時に、両替を申し込むこともあったらしいんですが(涙)
あとは、形代の提出は、私の行った先では一組500円でした。三枚一組で、家族の名前を書いて提出することもできます。だから、原則一家全員分で500円となります。
うちは家族があまり乗り気ではないので、無理強いせず、私一人の分だけ書いて出してきました。(こういう御祈願で、家族と言えど勝手に申し込むのは良くないらしいです。)
あとは茅の輪のミニチュアみたいなお守りも売っていました。壊しそうなので私は買いませんでしたが、これも確か500円でした。
ここら辺のことも、細かいところは神社さんによって違いがあると思うので、神社さんごとの説明に従ってください。
水無月というお菓子とか夏越ごはんとか
これは神社さんとは関係ないんですが、主に関西の方でこの夏越の祓いに合わせて水無月というお菓子が売られるそうなんですね。三角に切ったういろうの上に小豆が乗っているものなんですが、もともと、暑気払いに貴族が食べた氷を模して造られたものだとか。
ですが、悲しいことに私の近所には、和菓子専門店自体がなく、また恐らくあっても水無月が作られている可能性は低いので、どうするか……考えました。
結果、氷小豆を食べることにしました。(↓は写真が欲しくて載せてるだけなので、こんなにたくさん買ったわけではありません)
ここはひとつ、庶民でも氷を食べられるようになった文明の恩恵に感謝して、ということで。無論、水無月が入手可能なら、それに越したことはないとは思います。
あとは「夏越ごはん」という、茅の輪に見立てたかき揚げを雑穀米に乗せたりした行事食も、最近になって公益社団法人 米穀安定供給確保支援機から推奨されています。
米の消費を喚起するための「新しく作られた伝統」と言ってしまえばそれまでですが、かき揚げは御総菜屋さんで買うなどしてでも、やってみても面白いかもしれません。
YouTubeで大祓祝詞を聞いてみる
最後に大祓の祝詞を二つほど紹介してみます。聞くだけで結構気が鎮まる気がします。
訳文のみがテロップで出るもの。
神社さんでの奏上が撮影されているもの
以上、神道に興味、ご理解のある方に向けてのご紹介でした。
では。
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