株でブログをやると決めたものの、PERとか移動平均線とかMACDとかについて論じると結局よそ様の講座で習ったことの紹介になってしまいそうで、それはちょっとヤバいかもしれない……と思いました。
自分のやらかしたよくない投資法についてならまあ著作権とかそういうこともないだろう……と思ったんですが、しかしいきなりなんでしょうね。やってはいけないといっても、そもそもやる人があまりいない投資法という気がします。
先に結論だけまとめておきますと、
ということになります。
銘柄選定の段階から完全に占いでやれたら凄いけど占術的に難しい。
漫画で見たことあるんですが、占い師が銘柄を指定し、「これとあれとそれ買って下さい」って感じで買うと本当に爆上げして大儲けする……という描写。私が見たのは二つともカード占い師による方法ですが、多分これ実際にやるとしたらすごく疲れるはずです。
漫画ではどういう風に結果を得ているかは分かりませんが、私が思いつくのは、0から9にあたるカードをタロットカード*1から抜きだすか、自分で0から9の番号を振ったカードを作って、それを切っては1枚抜き出すということを証券番号の桁分、つまり1銘柄出すのに4回カードを切っては抜くということを繰り返す、という方法です。
カード占いやったことのある人ならわかるかもしれませんが、これ、かなり疲れます。切ってる間ずっと心の中で占うことを集中して念じている必要があるからです。
私自身、思いついただけでやる気はしません。そもそも占いって何らかの番号を一部のズレもなくピタッと当てるっていうには不向きなんですよね。(すごい人はやれるかもしれませんが、占いの教本でこういうことの占い方を載せたのを見かけません)例えば、正しい結果が4445番の銘柄だったとしても、占いでは4454番が出たりとか4443番が出たりとかそういう残念賞が出る可能性が高いと思います。
しかも、もしも出たのが大当たりしそうな株だったとしても、高すぎて買えない銘柄だったりということもあり得ます。あとは、一日のうちでも銘柄によっては乱高下するものもあるのですが、銘柄があっててもタイミングを逃せばどうしようもありません。
しかしこの段階から占いでやる人は実際には少なく、占いの知識がある人は、何らかの形で気になる(人から教わったり話題になったりして、元から期待する銘柄)があって、その段階から占いの世話になる人が多いのではと思います。
占い理論からいっても、株式についての専門知識が必要。
ここから私が実際にやってた方法の話です。『金融占星術入門』という占いソフト付きの本を使ってやってたことがあります。(今アマゾンで検索かけたら中古で1万超える値段に値上がりしてました。でも今のWindowsOSで動くかはわからないです。)ですがこの本は、占星術とトレードの両方の知識がないと読み解けないものでした。
結局私がやったのは、自分で気になる銘柄ごとに、このソフトで上がると予測された時期と、下がると予測された時期をエクセルで作っておきそれを参考にするというものでした。一年やってみたのですが……
全然結果は出ませんでしたorz
今思い返すと銘柄選定の段階からよくなかったとか、ダウ、日経225とかの占術的上下とかはチェックしてたけど、銘柄ごとにずっとリアルチャートを見張ってなかったとか、まあ色々ありますが、まるっというならやはりトレード、占術両面で知識不足だったというのが今から考えての感想です。
おととしからトレードの知識がちゃんと入るようになり、チェックしなければいけないものの多さ奥深さにボーゼンとしているのですが、占術の方もかなり覚えなければいけないことがあります。
また、占い方法(カードを引いたりする偶然を使う卜占、占星術のように月日から見る命占によらず)によらず、占術というのも奥深い沼だったりします。何より、占う問題についての深い知識か経験がないと、占いというのは「当たらない」ものでもあったりします。
つまり、占いでトレードをするには、実はトレード知識がいるということになります。
今思い返せば、件の本の広告ページにはちゃんとしたトレードに関する本の広告が載っていました。そういう本に手を伸ばさなかった私の手落ちとしか言いようがありません。
全く占いの知識がないなら占いを勉強するよりその分株式の勉強をした方がいい。
ということで、これをお読みの方が全く占いに関する知識がない方であれば、占いを勉強するよりもその分トレードに関する何らかの勉強なり修練なりをした方がいいと思います。タロットカード22枚か78枚の意味覚えるとか、占星術の10惑星12星座12室、星同士の意味を覚えるとか、結構大変です。
特に年取って記憶力が衰えているならなおさらです。限られた脳の容量は有効に活用しなければ。
ただ、ある程度株式の知識があって、その問題に関してちゃんと調べているのであれば、最後の一押しに占いを使うのはアリかなという気もします。それは個人の自由という感じで。
では。
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*1:本当は「tarot 」でタローと読むらしいのですが、日本語だと人名の「太郎」とまぎらわしいので。