この記事中の見解は、あくまで個人の感想であって、取引を推奨するものではありません。投資は自己判断でお願いします。
なかなか消化が進みません。関係ないですが3.11の日が入ってますね……。
ドル/円
ドル/円です。3月11日に移動平均線の長期線に、下ヒゲでタッチしたのを最後に、翌12日からぐんぐん上昇していますね。最終的に、11日には終値が146.965だったのが、15日には149.033円をつけて終わっています。チャート的に見ると、11日には一番下の長期線の上くらいにあったのが、一目均衡の基準線(15日基準で上から二番目の赤い線)の上くらいに来ています。
これは3月12日の日銀植田総裁の、参院財政金融委員会での発言が、金融政策の正常化に向け、前向きでなかったため、とされます。(ぶっちゃけ利上げはまだ、的な……)
また、アメリカの2月CPI(消費者物価指数)が市場予想を上回ったため、アメリカの利下げも遠いとされたのも一因のようです。
週足を見てみます。前週に移動平均の短期線、中期線を突き抜け、一目均衡の転換線まで落ちていたのが、上昇して移動平均の中期線を突き抜け、移動平均の短期線(一番上の緑の線)の真下まで追いついています。
前週は移動平均の短期線までローソク足の実体がタッチしていましたが、それが下ヒゲになるくらいに上がっています。
日経225
日経225です。前週は、移動平均の5日線のすぐ下の一目均衡の転換線の上にありましたが、3月11日にはそれさえも窓を空けて一気に下抜けて、移動平均の中期線に下ヒゲでタッチしています。その後次第に上下動を繰り返しながら、その上下の幅が狭まっていき、3月15日には中期線の下にまでローソク足が落ちています。また、移動平均の5日線(短期線)と中期線がデッドクロスしかかって終わっています。
11日は前日比868円の下げの38820.42円引け。15日には38707.57で終わっています。
週間では981.30円安となりました。これは主に11日までのドル/円の低迷(円高)のせいだったようです。しかし、その後ドル円が持ち直している割にはこちらは上昇していないのも不思議ですね。
1月からの上昇がここで一服したという見方も下の記事には書かれています。
週足です。前週は陰線でも移動平均の短期線の上に出ていたのに、短期線の下に落ち、一目均衡の転換線(青い線)との間になりました。ここからさらに落ちると危険ですがさて。
月足です。上髭を引いて前週分から比べ実体部分が下がっていますが、移動平均の短期線との乖離はまだあります。
ダウ平均
ダウ平均です。11日に一目均衡の基準線(一番下の赤い線)を下回る下髭を出しつつも、陽線で終わり、次の12日、13日と上昇(ただし13日は十字線)。14日に一気に加工し一時は再び一目均衡の基準線に下ヒゲが近づくも、移動平均の5日線まで戻して終わり。15日には移動平均の5日線、一目均衡の基準線、移動平均の中期線を下回り、一目均衡の基準線に下ヒゲがタッチしてそこから戻して終わり。11日の近く辺りに戻ってきて終わっています。
12日の上昇はアメリカの消費者物価指数の発表を受けてのことのようです。
この週のまとめを見ると、
市場は今週の消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)を受けて、FRBの利下げ期待を後退させている。(中略)
今週のイベントを通過して、米株式市場では本格的な調整への警戒感も広がっている。今週のインフレ指標をきっかけに、米株式市場はバブルなのではないかと、見直しの議論も出始めているようだ。
とあり、利下げに向けての不透明感がこのような値動きにつながったのかもしれません。
参考↓
週足です。移動平均の短期線を前週に引き続いて割り、前週よりも下の方で終わっています。
月足です。前週から陰線でしたが、さらに下がっています。
以上です。
では。
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