株中毒の投資日記

日本株オンリーでしたが、2024年からはそれ以外の投資法にも言及するつもりです。

和歌山での岸田首相襲撃事件について

 15日に起きた岸田首相への爆弾(?)投擲事件について。

 やっぱり、去年の安倍元首相殺害事件が関係しているような気がするのですよ。現時点で容疑者は黙秘しているようなので断言は良くないですが。

 事件そのものというより、事件に対する一部のネットや報道の扱い方が関係しているような気がする、と申しますか。

news.nicovideo.jp

 「岸田を仕留め損ねた無能の顔がこちら」なる、とんでもないタイトルのスレッドが某有名掲示板で立ってしまったそうです。*1完全にテロを良しとする考えのタイトルで、よくないと思います。

 今回の事件の容疑者が、仮に去年の安倍首相殺害事件に影響されたわけではなくても、こうした意見が増えることで、テロ容認の考えが社会全体にジワリと広がっていくことは危惧していいのではないでしょうか。

 以前、安倍元首相殺害事件について、この事件以降安全が危惧される人として、政治関係の人、と私は挙げましたが、それが当たって欲しくない形で当たってしまいました。

その時の記事↓

gonstock.hatenablog.com

 こうした日本の一部での(あくまで一部と信じたいです)風潮は、海外でも取り上げられているそうで、今回の事件以前に、英国の「The Economist」のサイトで記事になったそうです。「安倍晋三暗殺犯は、彼の政治的目的を達成した」だそうで。

www.economist.com

 私は個人的には安倍首相殺害犯を、その境遇などに同情して「さん」付けで呼んで語るまではまあ仕方ないかな、と思います。しかし「様」付けして、「でかした」、「よくぞやってくれた」とか言ってしまうのはあまりに危険なのではないかと思います。

 確かに政治というものは結局、国内外の利益調整が仕事であるわけで、人の恨みを買う面はどうしてもぬぐい切れませんし、その地位を利用して私腹を肥やしたりする人もいるでしょう。あるいは人によれば、その政治家が掲げる理念が自分と相いれない、もしくは自分の利益を損なうと考える人もいるでしょう。

 しかし、だからといってテロを容認してしまえば、民主主義の根幹である、「人に意見を表明し、支持してもらう」「実際に候補者の人となりに触れる」といったことが困難になってしまいます。

 きちんとした会場の演説会などに行く暇がない人の多い、現代日本において、街頭演説会というのは、生の候補者なり、それを支持する政党の政治家なりに触れる貴重な機会です。

    駅から出た帰り道にたまたま演説してた、まあちょっと聞いていこうかな、程度の気持ちで気軽に見に行くことができるというのは大事なことです。

 また、候補者や政治家だけが被害に遭う恐れがあるわけではない、ということも見逃せません。

 安倍元首相の時は、たまたま安倍氏が少し高い踏み台の上に立って演説していたため、その頭を狙うと聴衆の頭一つか二つ上の辺りを狙うことになり、結果として流れ弾は人ではなく選挙カーや周囲の建物に当たっただけですみましたが、一つ間違えば犠牲者が周囲の候補者や選挙スタッフ、集まった一般人に出てしまってもおかしくはなかったことは肝に銘じておくべきだと思います。

 今回の事件でも、ニュースで爆発物の破片と思しきもので背中に擦り傷? ができたと語っていた人がいました。もしも背中でなく、目に当たっていたら? とも思います。

 両事件ともたまたま重傷者が一般人にでなかっただけで、容疑者達の意図としては、群衆を巻き込むも止む無し、というところではなかったでしょうか。

 最後に、社会の変え方を日本は教育で教えていない(投票に関してが主で、陳情などの方法についての教育が不十分である)、という意見があります。

 他の国でどれだけ効果的な教育がされているかも疑問ではありますが、一つの視点として紹介いたします。

news.yahoo.co.jp

 では。

 

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*1:見たい方は、検索で行けばたどり着けると思います。リンクは貼りません