株式関係の日記がまとまらないので、昭和の日の話など
今日4月29日は、昭和の頃には天皇誕生日でした。
昭和天皇が亡くなられてからは、約60年間休日だったことも加味してか、「みどりの日」として休日として残りました。昭和天皇の祖父の明治天皇のお誕生日が「文化の日」として残っているのに倣って、昭和天皇が生物学研究者だったこと、新緑の鮮やかになる季節であることから、「みどりの日」とされました。
しかし、5月3日の憲法記念日と5月5日の子供の日に挟まれた5月4日が「国民の休日」だったのが、新しく「みどりの日」となり、4月29日は「昭和の日」となりました。
今Wikipediaで調べてみたら、「昭和の日」になってから15年くらい経ってるんですね。ついこの間と思ってましたが。
「文化の日」が「明治の日」にならないんだからそのままでも良かったような気がするのですが、これってやはり老害発言ですかね。
老害発言ついでに、昭和の頃の思い出を。
まだ子供だった私が、何の気なしに、「今の天皇陛下(当時)」という意味で「昭和天皇が……*1」と、戦中を知る世代の方に話しかけたところ、
「今の陛下を昭和天皇って言っちゃダメ!! キンジョー天皇とお呼びしなさい! (元号を被せるのは)死んでからの呼び名なんだから!!」
と、えらい剣幕で怒られました。「キンジョー」て、何のことかと調べたら「今上」で、「今の」を敬って言う意味らしいと知りました。
今Wikipedia引いたら、「天皇」という呼び方自体、古くは亡くなられてからの呼び方(諡号)らしいので、適切で一般的なのは、「今上陛下」でしょうかね。(前述の雷を落とされたときも、「キンジョー陛下」と呼べと言われたような記憶も……)
ちなみに私に雷を落とした人は別に右翼だったわけではないのですが、多分戦中にこの言い方を厳しく戒められていたので、私にも同じように厳しく言っただけではないかと思います。
とは言え、当時*2からこの言い方は結構破られていたような記憶もあります。特に左翼系の出版物で見たような……。無知からではなく、「あえて」やったのだとすると一種の「呪い」だったようにも今となっては思えます。
昭和の陛下が亡くなり、今の上皇陛下が即位してからも、この間違い(?)は続き、誕生日占いの本だったかで、欄外に「この日生まれの人一例」として、小さな字で「平成天皇」とあった記憶が。
ちなみに退位されたからと言って、今の上皇陛下を「平成天皇」とお呼びするのも、まだ早いです。(2023年4月29日現在、穏当なのは「上皇陛下」、お名前で「明仁天皇」あるいは、「平成「の」天皇」かなと)
こんな本もあります。(存命中の人物を伝記にしていいのかという気もするのですが……)
さらに時代が下って、上皇陛下の生前退位が決まり、今上陛下がご即位されることが決まって、でもまだ即位される前、どこかのとち狂った実業家が
云々とネット上で書いていました。画像にして主張していたので、検索しても出てこないかもしれませんね。
これを見て
「二重三重に気が早い。そして不敬」
と思いましたが、諱(英語でいうところのファーストネーム)までは言わないまでも、今上陛下が即位された今、この用例も多い……。
雷や 昭和は遠くなりにけり。*3
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